傾聴(けいちょう)が学べる 聴き上手になれる コミュニケーション能力が向上する 相談業務に活かせる キャリアコンサルタント試験対策
「聴き方」がわかる傾聴講座
一般社団法人日本傾聴技能普及協会
Japan Keicho Propagating Association
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JKPA協会代表理事 根津和子
長年「キャリアコンサルタント実技試験対策講座」を第三者機関として開講している、JKPA代表理事根津和子の想いを綴ります。
世の中はとても便利になり、効率が良いものに目を奪われがちです。
結果だけを追い求め、ノウハウだけを知りたがる。
情報を得ることはスピード化されても、身につけるには一定の練習時間が必要です。
その鍛錬に、有資格者としてのマインドも築かれていくと思います。
ものごとには順番があるのです。
~頭では理解していても、実際ロープレをやってみると出来ない~
長年講座開催していても変わらぬ傾向です。
国家資格になり合格率が民間資格時代に比べ格段に高い昨今、受講者の受講開始が遅くなりがちです。受験直前に練習する傾向としては「感覚を掴みたいから」が主な理由と思います。
ロープレは感覚や慣れでやるものではありません。
座学の勉強はとても楽しく心が広がるような想いに駆られます。でも・・・いかにCL主体で臨めるか・・・聴くことはとても難しいことなのです。
「理解していることと、出来ることは違うのです」
課題や癖はなかなか修正できず、受験直前では焦りも出て更に悪化し時間不足となります。後半に練習するのではなく、むしろ早目に練習を開始し、課題を見つけ修正していく過程でフィードバックが咀嚼できるようになります。それからであれば、受講者同士のロープレは多いに役に立つことでしょう。
~15分のロープレを乗り切る方法を学んでもCL主体ではない~
ロープレ導入時から、いくつかの「定番質問」を駆使し、ロープレを実行している受講者が増えてきました。民間資格時代の初期の頃に逆戻りしています。
本来、CLの言葉しか手がかりはありません。CLの言葉を傾聴し、CLのキーワードにかかわる質問をしていかなければCL主体にはなりません。
頭ではわかっていても「質問らしい質問」は分かりやすいので、誰かが使ったり、教えられたりすると、みんなが真似手て使います。なぜその質問をしたのか「意図性」を深めず、方法論として取り込んでいるだけなので、結果論として、15分のロープレをいかに乗り切るかだけに終始してしまうのです。
「質問集」を作っても、言葉はたくさん覚えるかもしれませんが
「ロープレの流れをパターン化する = 自分主体のロープレ」
となってしまうだけです。
「質問」はCLの言葉の中から「浮かんでくるもの」でなければ、傾聴しているとは本来言えないのです。CLに寄り添っているとはいえないのです。
PWLさんでキャリアカウンセラーの資格試験対策を受講しました。試験に受かりたい一心で受講しましたが、終わってみれば「傾聴」を身につけたことで、仕事も家庭も円満になり、合格以上のものを得たと思っています。この度、傾聴を普及する協会を開設されたとのこと、また学ばせていただこうと思っています。
50代半ばでPWLの講座を受講しました。最初は何故聴けないの?とこれまでの自分を責める気持ちが出てきましたが、先生方の温かい気持ちに接し、自分もそうなりたいなと思うようになりました。傾聴から離れていましたが、また学びたいと思っています。宜しくお願いいたします。